「胎内記憶」というワード、ご存知ですか?
「胎内記憶」とは、子どもたちが、お母さんのお腹の中にいたときの記憶。
もっというと、この世に生を受ける前の記憶の事です。
お腹にいた時・その前の話をする子がいるなんて、わくわくしてきます。そんな世界があるんだ!と思うだけで、面白いと感じませんか?
神秘的で謎めいたことですが、子どもが言っていること全てが真実なのかというと??な部分はあると思います。全てが美談になることでもないと思います。
しかし、子どもたちの伝えることに耳を傾けて何かを感じ、気づきに変えていく。それは、親子関係で救いになるかもしれません。
本の紹介
『こどもはママのちっちゃな神さま』
著者 長南華香
2017年4月8日
株式会社ワニブックス
なぜこの本を選んだか
筆者は、親子セラピストとして活動する中で、魂の謎解きをYou Tubeで発信されています。
魂のつながりや親に対する子どものメッセージを、スピリチュアルな解釈で解き明かしていくという内容で、どんどん惹きつけられていきます。
実際本を読んでみると、見えない世界が、身近にあることに気づかせてくれます。
子どもたちの「胎内記憶」の話は、お母さんが気づきを得ていくためのメッセージでいっぱいです。
心に響いた箇所5選
「こどもは産まれるずっと前からママのことを空の上で見ていて、ママを助けるために選んでやって来る」
こどもは、どんな想いで、私を選んできてくれたんだろう!
私たちの本来の目的は、誰もが「自分を知ること」なんです。
子どもが、親自身の魂の課題を気づかせようとしているんだ!
私たちは生まれる前に、この地球でやりたいこと、学びたいこと、体験したいことなどいくつかのミッション(使命)を決めてきます。
悲しみや寂しさ、憎しみといった感情を使うことで魂を成長させるんだ!
流産したり中絶によって、こどもはママにメッセージを伝えている。「もっと自分を大事にしてね」だったり、「我慢しちゃだめだよ」だったり。ママは自分を責めるのではなく、赤ちゃんが残してくれたメッセージをちゃんと学びに変えること。それが、こどもにとっても「ママを助けることができた」という一番の喜びになるのです。
こどもはすべてわかっていて、ママを助ける救世主なんだ。
私たちは【自分の本質】のまま生きるとき、どこまでも広がる平和を感じます。静けさの中に漂うなんとも言えない安心感。心地よさ。そこは感情に、巻き込まれることのない、絶対的な安堵感がある世界。その場所に、こどもたちはママを導いてあげたいと思っています。
【自分の本質】かぁ、難しいな。こどもたちは、それに気づかせようと感情を使うんだ。ママが空の上で書いてきたシナリオを思い出してもらうために。
自分の考えや本への想い
筆者は、ママの感情が揺さぶられるときは、こどもがお土産を手渡している瞬間だと述べています。
例えば、「火がついたようにギャーギャー泣きわめくこどもを見ると、腹がたつ」という事象で考えると、ズバリ「ママはいつもこんな感じで感情的になってるよ」だったり、正反対の「ママはいつも泣きたい気持ちを抑えているよ」だったりするそうです。
私は泣きわめくこどもにばかりに目がいき、泣いている原因を探したり、泣き止むようにうまく話をしたり、泣き止むように叱ったり・・腹が立つという自分の感情を見ていないことにハッとしました。
なぜイライラするのか、自分の心だけを見ていると、自然と気づきが出てくるそう。深い気づきが解放されると、こどもが泣いていても感情が揺さぶられなくなってくるのだそうです。
自分の中の抑え込んだ感情に着目してみることが、子どものお土産を受け取る第一歩なんだと、いい学び・気づきになりました。
まとめ
『こどもはママのちっちゃな神さま』は、子どもの深い深い愛を気づかせてくれる本です。こどもは自分を選んできてくれて、魂の使命まで気づかせようとしてくれている。
読んでいく中で、どんどん世界観が広がっていくのを感じます。
自分の子どもが胎内記憶を話したことはない(今まで話していても気づいてなかったかもしれません)のですが、日々気づかせてくれることは沢山あります。思い通りに行かないことも沢山あります。そんな時、「こどもはちっちゃな神さまなんだ」と思い出したいと思います。
そして、「いいんだよ」って言葉を、自分自身に使ってあげようと思いました。思い通りに行かないとき、自分を責めるのではなく、罪悪感を手放す魔法として。自分を大切にしたら、結果的に周りも幸せになる!
愛とは、憎しみも怒りも悲しみも、すべてを包むもの。それが腑に落ちると、自分を責めることがなくなってくるので、自分のエネルギーが統合されていき、本来の自分が輝きだします。